書籍「わたしを編む つくる力を、手のうちに YUKI FUJISAWA制作日記」発売のおしらせ
消息 | 2025/03/14
箔や染めの手仕事をおこなうYUKI FUJISAWAのものづくりを、2023年秋から2025年のはじまりにかけて言葉と写真で記録し、一冊の本のかたちに大切に綴じました。
日本で唯一の女性の手磨りの宝石研磨士や、魔法のような作品をつくる木彫作家、レーベルの顔であるアランニットを編み上げるニッター……。さまざまな手仕事とともに生きる人の工房や生活の場を訪れ、自らの手で人生を編んでいく生き方や、手でつくる力に宿る希望を綴った、YUKI FUJISAWAの初書籍です。
“手仕事の一回性や唯一無二性は、命のそれと同じだと気づいて、そう考えると、手でつくることを愛することは、生きることそのものを肯定することなのかもしれないと思い至る。”
──「はじめに」より
“社会と関わりながら、面倒でも手間がかかっても、浪漫を感じられる小道へ、好きな人たちと手を取り合いながら歩みを進めよう。ほかの誰でもない自分だけができるやり方で。”
──「あとがき」より
4月15日からの発売に先立ち、Karimoku Commons Tokyoでの展覧会『「ニューオールドカリモク」by YUKI FUJISAWA』をはじめ、本屋B&BでのPOP UPにて先行発売いたします。
数量限定でYUKI FUJISAWA online storeでは、うまのはなむけボタンが付く特装版「わたしを編む」を予約発売します。魚、羊、馬、鳥、蜂、花……いまにも歌いだしそうに愛らしく、いきいきとした表情が彫刻されたボタンがランダムで一つ封入されます。本書にも登場する木彫作家”うまのはなむけ”とのコラボレーション作品です。
YUKI FUJISAWAが旅したバルトの国々の風景から着想を得て、12種類の模様を木型で表現しました。どんな一つが届くか、たのしみにお待ちください
目次
・はじめに
・宝石研磨士・大城かん奈さんが生みだす光 Fragments of Quartz
・旅の話(1)スウェーデン・デンマーク 小さなお土産たちが語りだす、旅の記憶
・旅の話(2)バルト三国 暮らしの営みや、文化をつないでいくこと
・旅の話(3)アイルランド・帰国 本当の願いや祈りが込められた服
・アランセーターお披露目会に向けて。夢のような一日を
・なんでもつくろうとすること。「つくる」力を、自分の内側にたずさえて。木彫作家 “ うまのはなむけ ” のアトリエへ
・すべてわたしが見たもの。糸から伝わる、世界の手触り。朗読会&お披露目会の一日
・編みながら生きていけるという夢を、共に見る(本書のための書き下ろし)
・Aran Hand-Knitted 2024(モデル:カネコアヤノ、kanae)
・YUKI FUJISAWAについて
・この本を一緒につくった人たち
・あとがき
「わたしを編む つくる力を、手のうちに YUKI FUJISAWA制作日記」
発売日:2025年4月15日
定価:4,950円(税込)
仕様:新書サイズ/168ページ/手製箔押し表紙(モデル:青柳いづみ)/シルクスクリーンプリント裏表紙/コデックス装/貼り込み
発行者:藤澤ゆき
文・編集:野村由芽
写真:石田真澄
デザイン:佐々木暁
印刷:株式会社八紘美術
製本:株式会社博勝堂
【「わたしを編む」先行発売スケジュール】
・オンライン(3/14〜)
YUKI FUJISAWA online storeにて予約受付、4/15より順次発送
・東京(3/29〜)
Karimoku Commons Tokyoにて先行発売
・東京(4/4〜)
本屋B&Bにて先行発売、YUKI FUJISAWA POP-UP、刊行記念トークショー開催