東京都現代美術館POP UP✧12.21〜

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Collared Pullover / 4COLORS

¥143,000

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SOLD OUT

『アランセーターのDonegal Yarnsの毛糸は、いろんな色のネップが粒々とまじっているから、どの風景にもどの服にもよく似合い、箔のきらめきは曇り空までひとっ飛びできそうな天使の羽みたいだ。 (YUKI FUJISAWA制作日記/著 野村由芽)』

今年の糸は、アイルランドの毛糸の中から、軽やかなネップを含んだ1番肌心地のよい「ソフトドネガル」という品種を選び抜きました。身にまとうと、春の陽を抱くかのように、驚くほど軽くてあたたかいのが特徴です。

たっぷりとしたボリューム袖が、まるで空を舞う雲のように広がるこのハンドニットセーターは、1着で主役の存在感があります。ゆとりがあるシルエットなので、寒い日にはタートルネックなどを下に重ねて着れば、よりあたたかく過ごせます。

背中や袖にもアラン模様があり、360度どこから見てもかわいいのも特徴。
胸元には、遠いバルトの国で見かけたリンゴンベリー(コケモモ)の粒々が生き生きと実をむすぶ様子を繊細に編み込み、露にきらめくグラデーションの箔押しが輝きます。

これまでにYUKI FUJISAWAが数十年触れてきたヴィンテージの襟付きタイプは、サイズ感のよいものがなく、この「Collared Pullover」は袖や丈のバランスにこだわって何度も修正しながら作り上げることで、特別感のある1着になりました。

お披露目会では、BALTIC SEA色でのオーダーが人気でした。深いネイビーの上で箔の煌めきがより眩く、胸元できらきらと輝きます。


【SIZE】
ジェンダーレスでお楽しみいただけるフリーサイズです
身幅55cm|着丈53cm|裄丈74cm|約720g(モデル身長156cm)

 

【COLOR】

・WHISPER(着用写真の色)
深みのある生成り色。その中には、自然の宝石の色が散りばめられています。ひよこの羽の柔らかなイエロー、朝焼けの空の水色、砂浜の優しいベージュ...。遠くから見れば、どんな装いにも自然とフィットする生成り色ですが、近づくとそこには生命力に満ちた景色が広がっています。
アランニットでも定番の白色は、立体的なアラン編みの模様が映え、手編みのぬくもりが感じられる色合いです。おだやかな時を共に過ごしていきたい、クラシカルで落ち着いた雰囲気です。

・WOOD
バルトの国々(エストニア、ラトビア、リトアニア)は、豊かな木材資源を持ち、木造建築が盛んです。民族生活博物館で目にした、18世紀の歴史的な街並みの壁や土の色合いが、心に深く刻まれました。その土地の歴史と文化が息づき、時の経過を感じさせるグレイッシュカラーをたくみに混ぜ合わせることで、季節の移り変わりや自然の息吹を感じさせます。しずかな秋の風景や、雪に覆われた冬の景色が思い浮かびます。モードからカジュアルまでどんな装いにも不思議とフィットする、ミックス系のベージュです。

・GRASSLAND
「窓の外を見てみて。グリーンという色を表現するのが、私にとっては一番難しい仕事なの。」そう教えてくれたのは、アイルランドの毛糸工場で出会った職人のノーラさん。山々や豊かな草地で有名なドネガルの自然な中で生まれ育ち、共に生きてきた「みどり」という色合いは、色の調合師である彼女にとって特別な意味を持っています。北アイルランドの田舎道、北欧の街並み、そしてノーラさんと眺めた秋に向かう針葉樹のみどり色が、わたしの目に焼き付いて離れませんでした。
落ち着いたモスグリーン色は、自然とのつながりや安らぎを感じさせます。なつかしい景色を思い出させる、朴訥でほっと心を落ち着かせてくれる色合いです。

・BALTIC SEA
このカラフルで軽やかなネイビーブルーは、バルトの国・エストニアからフィンランドへ向かう夜の海の色からインスピレーションを受けました。深い海の中に、赤いランプの光や夜空の星、そして波の白い泡が浮かび上がります。海の中で踊るように混ざり合い、絶妙な調和を生み出すネイビーブルー。はるか昔から続くバルト海での航海や、夜の冒険への想像が膨らみます。
Donegal Yarnsの定番色から、グリーンの青とパープルの青、2色の異なる「青」をブレンドすることで、さらに深みのあるオリジナルの青色を表現しています。冬の装いをおだやかに照らします。

 

【MATERIAL】
100% PURE MERINO WOOL(原産地:アイルランド)

伝統的なウールの生産地、アイルランド。最古の羊毛紡績工場のひとつとして、今も変わらずに毛糸の製造が続けられている「Donegal Yarns(ドネガルヤーン)」の工場を見学してきました。1800年代初頭、アイルランド北西のドネガル地方に最初の工場が設立されると、この地域で紡がれた毛糸やツイード生地はそのあたたかさと耐久性ですぐに評判を呼び、世界中で求められるようになったという長い歴史があります。

「ドネガルヤーン」は世代を超えて受け継がれてきた伝統的な製法で作られています。親子2代にわたって働く職人もいるほどで、プロフェッショナルの手により現代も変わらない製造方法で毛糸が生産され続けています。染色、ブレンディング、撚りといった、熟練した職人の技術と情熱が込められ、最終的に一本の毛糸が完成します。

時にはレシピと異なる色のネップや、羊が運んできた植物などが糸の中に混ざることもありますが、それは彼らがゼロウェイストを目指している証拠です。自然の恵みを大切にし、ムダのない生産することを重視してるため、工場内で糸をブレンディングする工程ででる羊毛も、すべて一本の糸に循環されてゆきます。

自分たちの手で作ることを大切にし、一片も無駄にしない職人たちの想いが込められた糸の美しさは、自然とのつながりや、手仕事の温かさを感じます。古き良き時代のアランセーターのような、やわらかく美しい風合いを感じるウール100%の糸です。羊の毛には高い保温性と耐久性があります。自然からの恵みをまとう喜びを膨らませる、まるで人の手で紡いだような、手仕事ならではの美しさがある糸を厳選しました。


【HOW TO CARE】
ご自宅で中性洗剤による手洗いができます。ご購入後もニットのほつれ、箔押しのリペアなどアフターメンテナンスをお引き受けしています。


【NOTICE】
手仕事のためサイズの個体差が生じます。ハンドクラフトの風合いとしてひとつひとつの個性をおたのしみください。予約商品は発売前のサンプルのため一部仕様が変更される場合があります。

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© YUKI FUJISAWA