東京都現代美術館POP UP✧12.21〜

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Story of [Aran Hand-knitted 2022]

NEWS | 2022/05/01

編み目の数だけ、歩みの分だけ、誰かを想って生まれるニットという存在。デザイナーの藤澤がインスパイアされ続けているのは、アイルランドの手編みのアランニットです。

海と共に生きる人が使う網、実りを与える蜂の巣、芽吹いた草木など、自然の中から見出された美が誰かを慈しむ思いと共に編まれています。

誰かの手仕事なくして生まれないハンドニットのあたたかさ。機能だけでない"あたたかさ"が宿るニットに、地層のようにきらめきを重ね、あらゆる境界を超えていくようなプロダクトを目指しています。

 

2022年は、定番のミトン/マフラー/ニット帽(バラクラバ)に、新作の襟付きニット帽の4種類が登場です。

ご予約会は5月15日(日)23:59までYUKI FUJISAWAオンラインにてスタート。オーダーを元に一つひとつ職人の手で編み上げるため、上限に達し次第ご予約を締め切らせていただきます。  

 

 

【Balaclava(ニット帽)】あなたを優しく包み込みます

マフラーの付いた、フーディーにもなる2WAY仕様のニット帽です。360度どこから見ても美しく魅せてくれるフードの形にもこだわりました。耳・首まわり・あたまの後ろまで身体を優しく包み込む、肌心地のよいニット帽です。

左右のマフラーを穴へ通すと、ぴったりとした美しい結び目の出来上がり。しっかりホールドされることで暖かく、冬の冷たい風からも守ってくれます。

横顔にはチューリップをイメージした愛らしいアラン柄が咲き誇ります。被った時にどこに咲くとより愛らしく見えるか、研究を重ねました。

そして去年のデザインからほんの少しだけ、アップデートしました。実用性をUPするため後頭部の編み柄を、より密度の高い模様へ変更しています。とても暖かいと好評のお声をいただいていましたが、ぎゅっと詰まった模様にすることで保温性がさらに高まりました。1年かけてスタッフ内でも実際に愛用し、実生活での体験をより反映させています。

 

 

【Collared Balaclava(付け襟ニット帽)】可憐でポエティックな、チューリップの襟

今年は新たに、襟付きニット帽が生まれました。チューリップのお花と根っこ(!)をフリルに見立てたケープが、可憐でポエティックな印象です。

肩まで暖かく包み、ときめきを運んでくれます。 帽子をおろすと、フーディーにもなる2WAY仕様。アウターとのコーディネートを美しく魅せるフリルのシェイプにもこだわりました。

耳・首・あたまの後ろ、肩まわりまで身体を優しく包み込み、まるで1枚の羽毛布団の中に包まれたような心地よさです。

マフラーを長く設計することで、大きなケープ襟とのバランスを長く垂れた縦のアクセントが、可愛さの中にもスマートな印象を魅せます。

その結び目には、シルエットと機能面を工夫しています。左右の長さが均等になるよう、マフラーを通す穴を作りました。左右互い違いに通すと、ぴったりとした美しい結び目の出来上がり。しっかりホールドされることで暖かく、冬の冷たい風からも守ってくれます。

 

 

ニット帽/色と糸

今年は新色にSKY BLUEとGREIGEが増えて、3色に広がりました。

・WHITE

アランニットといえば、定番のオフホワイトの色合いです。立体的なアラン模様がはっきりと浮き立って見え、手編みのあたたかなニットらしさを一番堪能できる色合いです。


・SKY BLUE(新色)

窓の外に広がる、おだやかな冬の空をイメージした水色です。ほんの少し灰緑がかった静けさのあるカラーは、アイルランドの自然の景色を思わせます。冬の装いの中で明るい存在としてきらめきます。


・GREIGE(新色)

ベージュがかった明るめのグレージュは肌馴染みがよく、落ち着いた装いがお好きな方におすすめです。モードからカジュアルまで、どんな装いにも不思議とフィットする絶妙な色合いです。

毎日ご愛用いただけるよう、素材選びを大切にしています。羊毛の中でも保温性の高いメリノウールを7割、上質なやわらかいアクリルを3割ミックスしました。温かさと肌ざわり、どちらもいいところどりです。

ふわっと軽い糸のため、冬の季節から肌寒い春先まで長い期間ご愛用いただけます。昨年発売したニット帽が肌触りについて大変好評をいただき、昨年と同じ糸を選定しました。

さらにこの糸の魅力は、編み地をはっきり見せてくれること。アランニット特有のふっくらとした美しい編み模様は、手編みでこそ表現できるニットの中でも特別な柄です。

 

 

【Knit Scarf(マフラー)】

古き良き、アラン諸島の空気をそのままに

しんしんと木々に雪が降り積もり、光りきらめく冬景色をイメージした「粉雪」です。箔をグラデーションにして重ねあわせることで、光の角度によってさまざまな表情に輝きます。

二重にきゅっと巻くと顔まわりに箔がきらめき、華やかな印象に。長く垂らすとすっきりと落ち着いた雰囲気に。日々のコーディネートに合わせて楽しんでほしいマフラーです。

アラン模様は無限のパターンがあり、どれも美しくバリエーションに富んだ模様ばかりです。資料としてアトリエに保管している古いヴィンテージや本をもとに、じっくり考えました。

アラン模様を非対称にすることで、クラシカルな落ち着きの中に、モダンな雰囲気を醸し出します。

 

 

【Mittens(手袋)】2022年も、スマホ対応 

手を振るたびに箔が輝き、思わず心も踊ります。手のひら側にある葉っぱの模様が、のびのびとした自然を感じさせるデザインです。

人差し指と親指の先には、小さな穴を作りました。ミトンを付けたままスマホ操作ができます。ちょっと道を調べたり、必要な時にだけ操作が可能です。両手にあるので、右利きの方も左利きの方も安心。アランニットの伝統的な模様や手法を守りながらも、現代の生活に寄り添うデザインです。

マフラー&ミトンは素材とダイヤ模様がお揃いです。セットにして一緒にご愛用いただけます。 

 

マフラー&ミトン/色と糸

・WHITE

漂白されていない羊本来の色合い。懐かしく落ち着いた雰囲気に、金色から白金色へと箔のグラデーショをあしらいました。

・NAVY

陰影のある藍染のような2色のネイビーをミックスしています。ほんのわずかだけ異なる色調に染め上げた糸を一緒に編んでいくことで、内側から発光するような奥行きのあるネイビーを表現しました。

昔ながらのアランセーターのような、素朴ながらも美しい風合いを感じるウール100%の糸です。アランニットの誕生の地・アラン諸島を初めて訪れた時に出会った手紡ぎ糸からインスピレーションを受けました。

アラン諸島でも昔は各家庭で羊を育て、羊糸を紡いでいた歴史があります。はじまりの場所のアラン諸島での出会いから想像を膨らませ、まるで人の手で紡いだような、手仕事ゆえの不完全な美しさのある糸を選び抜きました。

自然のウール100%のため、高い保温性があります。マフラーの肌心地が気になる敏感肌の方は、タートルネックとあわせて楽しんでいただくと安心です。

風合いの魅力をそのままにしているため、羊毛らしい香りが多少します。羊が運んできた植物の種や木くず、異なる羊の色の毛が混ざっています。自然のものの魅力としてご理解いただけたら嬉しく思います。

 

 

アランニットとは?

アランニットは、アイルランドのアラン諸島という小さな島で手編みのセーターとして、100年近く受け継がれてきました。いま世界を見渡しても手仕事の伝統文化が残っている地域は本当に少なくなっています。

数十年の時を経てもなお輝きを放つ、だれかが愛情をこめて作った数々の手編みのセーターにこれまで出会ってきました。「30年40年経っても、だれかをそっと温める存在になってほしい。」そんな思いから、YUKI FUJISAWAでは手編みでこそ表現できるアランニットにこだわっています。

 

 

アイテムのメンテナンスをお引き受けしています

「時とともに変わっていくこと」を愉しんでいただけるよう、YUKI FUJISAWAでは箔のオーダーリペアや、穴などのダメージのお直しをお引き受けしています。アトリエで手仕事を重ねている私たちだからこそ、末永くご愛用いただけるよう、共に時間を過ごしていければと思います。

 

 

ご予約会は5月15日まで

オンラインご予約会は4月29日(金)20:00 〜 5月15日(日)23:59まで。一つひとつ職人さんの手で編み上げるため、ご予約会でオーダーをお受けした数をもとに制作します。上限に達し次第、ご予約を締め切らせていただきます。

ご予約はこちらからどうぞ。



© YUKI FUJISAWA