こちらの作品は一点物のため、オークション形式で販売されます。
広々とした天板を備えた、大きな食堂テーブル。四角形だった天板は、やわらかな丸みを帯びた楕円形へと削り変えました。ダイニングテーブルとしても、ワークスペースの中心としても使いやすいように設計しています。
曲線が生み出す穏やかな表情は、さまざまな空間に自然と溶け込みます。角がないことで、座る位置を限定しません。曲線だからこそ生まれる余白を大切にしました。余白はちょっとしたずれや偶然をゆるしてくれます。きっちり座らなくてもいい、真ん中を目指さなくてもいい。どこに座っても、誰とでも自然に目が合い、言葉が交わります。
団らんの食事の空間にはもちろん、読書や作業、家族や友人との語らいの時間にも寄り添う一台です。誰もがちがう時間を過ごしながらあそびを共有でき、大人数で囲んでも心地よく過ごせる姿を想像しながら天板をリデザインしました。
そして足元には、銀色にきらめく4本の脚が佇んでいます。独特の質感に心を奪われるこの脚は、木工作家・市川岳人による手仕事から生まれた木の作品に、カリモク家具独自のメタリック塗装をあしらいました。繊細なフォルムとシルバーの塗装が織りなす表情は、光の角度によってさまざまに変化し、一見するだけでは木には見えません。カリモク家具ならではの高度な塗装技術が活かされ、木の温もりと、金属のような静謐な美しさが共存する、他にはない仕上がりとなりました。
やわらかな形と、静かに煌めく脚。個性と調和を兼ね備えたテーブルが、日々の暮らしの中心にゆっくりと馴染んでいきますように。
カラー:本体 ホワイトグレー、脚 シルバー
サイズ:W×D×H(1800 930 700)
素材:ブナ材、食堂テーブル(コロニアルシリーズ)推定1984年製・2025年再製
技法:旋盤加工、天板形状変更、塗装剥き取り、木地調整、木地着色、塗装上塗り
作家:YUKI FUJISAWA×市川岳人(木工作家。1977年愛知県名古屋市生まれ。家具製作、仏壇製作等を経て、暮らしに関わるものづくりをはじめる。)
*市川岳人の制作日記はこちらからお読みいただけます*
*YUKI FUJISAWAの制作日記はこちら*
市川岳人からのメッセージ「2つ目に取り掛かったのがテーブル。飾りの意味合いもある脚部を削りました。こちらは真ん中に支えの軸となる太い脚があったため強度面の心配が少なくすみ、かなり自由に削らせてもらい、いつもつくっている形の雰囲気がいちばん出たかなと思います。また普段の製作ではしない塗装(メタリック!)をしてもらい、とても興味深い経験をさせていただきました。今までの自分の作品にはないおもしろい仕上がりになったと思います。最後の写真は元々の脚部と新たに削った脚部との比較、そして完成品はメタリックなところ以外もまた違ったグレーの塗装となります、会場でご確認ください。」
一点物のためオークション形式で販売されます。ご購入前に必ずこちらの「ニューオールドカリモク 販売商品について」をご一読ください。
【オークション開催期間】
2025年3月29日(土) 12:00 〜 4月26日(土) 17:59
・家具送料が別途かかります。銀行振込でのお支払いのみとなります。落札した方にのみメールにてお支払いのご案内をお送りします。
・携帯キャリアアドレス(docomo/softbankなどが入ったアドレス)は使用できません。ショップからの連絡をメールにてお送りしますので「@google.com」からの受信を許可するよう設定してください。
・落札後のご案内から3日以内に入金がなかった場合は、購入無効となりますのでご留意ください。
・入札後のお客様都合による購入キャンセルはできません。