京都・恵文社一乗寺店 〜2026年1月4日
消息 | 2025/11/27
京都にある書店・恵文社一乗寺店にて、書籍『わたしを編む』を手にとっていただけるようになりました。本の到着にあわせて、YUKI FUJISAWAの冬の定番であるニット帽や、箔押しトートバッグをお届けします。
半世紀にわたって愛されてきたこの本屋さんは、冬になると大家さんがひとりで飾りつける大きなイルミネーションに包まれます。夕暮れの空気にあたたかい光が混ざり合い、道行く人の時間も普段よりもうすこしゆっくり流れていくよう。
そんな冬の季節にあわせて、職人さんが手で編んだアランニット帽を今回お届けします。
毎年色を変えて作っているマフラー付きニット帽は、性別や年代を問わずYUKI FUJISAWAのコレクションの中でも定番品として長く愛されてきました。2025年は、深い赤や緑といったホリデーらしい色合いや落ち着いたグレーやブラウンの毛糸でお作りしました。
付属の蝶々のタグには、職人さんの直筆サインが入っています。どんな人が編んだのか、作り手の想いを想像するきっかけのひとつになればうれしいです。ひとの手で積み重ねるハンドニットには、機能だけでないあたたかさが宿っているようにいつも感じます。

ふっくらとしたマフラー部分は、アラン模様が三つ編みのように見えて愛らしく、結ぶとさらに機能的。マフラーを左右の穴へ互いに通すと、ぴったりとした美しい結び目が出来上がる、YUKI FUJISAWAオリジナルのデザインです。首周りがしっかりホールドされ、冬の冷たい風も通さず、身体をあたたかく守ってくれます。
暖房のきいた室内で暑さを感じた時には、フードを下ろせばパーカーのようなスタイルに早変わり。体温調整もばっちりです。

ニット帽と共にお届けするもう一つのアイテムは、箔押しのトートバッグ。
「NEW VINTAGE」と題したこのヴィンテージのシリーズは、箔や染め、レースなどで古い布素材をアップサイクルした一点物です。ドイツのヴィンテージトートバッグを染め替え、やわらかな色や金銀の箔を重ねることで、光に触れるたびに箔が反射して輝きます。暗い冬のコーディネートも明るく照らしてくれる作品です。

今回の会場となる恵文社一乗寺店は、本にまつわるあれこれのお店です。外の光も、たくさんの本に囲まれた店内の空気も、とてもあたたか。この空間のなかでYUKI FUJISAWAの作品たちがどんな表情を見せるのか、とてもたのしみです。
YUKI FUJISAWAの手仕事のきらめきが、寒い冬の日々にそっと寄り添えたらと願っています。ホリデーシーズンのお出かけに、どうぞお立ち寄りいただけますように。
【YUKI FUJISAWA フェア @恵文社 一乗寺店】
DATE:2025年12月1日(月)〜2026年1月4日(日)
OPEN:11:00-19:00 年中無休(元日を除く)
PLACE:恵文社一乗寺店
京都府京都市左京区一乗寺払殿町10
(駐車スペースあり。バスのほか、叡山電鉄「一乗寺駅」徒歩3分など。くわしいアクセスはこちら→「恵文社一乗寺店への行き方」)
PROFILE:YUKI FUJISAWA
箔や染めを施したヴィンテージの服や、職人による手編みアランニットなど、手仕事による一点物の衣服を制作するテキスタイルレーベル。愛用する中で生まれた穴や汚れには、箔プリントのリペアや編み直しを引き受け、手渡した後も作品とともに変化を重ねていける価値を提案している。
近年はさまざまなデザイン領域で活動。主な作品に、原美術館でのプレゼンテーション(2019年)、NHK連続テレビ小説『おかえりモネ』タイトルバック制作(2021年)、カリモク家具との共同展示『ニューオールドカリモク』(2025年)、音楽家・青葉市子やカネコアヤノの衣装、演劇団体マームとジプシーの舞台装飾などがある。
2025年に書籍『わたしを編む つくる力を、手のうちに YUKI FUJISAWA制作日記』を上梓。2026年に活動15周年を迎える。